【流入数2.6倍】メディア運営者必見!アクセス低迷から脱出するための4つのステップ
こんにちは、S&Eパートナーズの門田です。
メディアサイトを運営されている方でアクセスが急落してお困りの方はいらっしゃいませんか?
今回はクライアントのメディアサイトがアクセス回復を果たした成功事例をご紹介します。
Google検索エンジンからの流入が月間40,000クリックから月間14,000クリックまで低下した状況を、4つのステップを通じて改善した取り組みを解説します。
アクセス低迷にお悩みのメディア運用者さまは是非ご参考ください。
お客様の課題
2017年からメディア運営を始めたお客様。しかし、2021年を境にアクセス数が激減。
- 2020年:月間平均40,000クリック
- 2022年:月間平均20,000Pクリック
- 2024年:月間平均14,000クリック
アクセスが下がってからの2年間、自社で記事リライトやSEO施策を試みましたが回復には至らず、
その間にもGoogleのコアアップデートのたびにアクセスはさらに減少し、状況は深刻化していました。
アクセス回復の糸口をつかめず、展示会での出会いをきっかけにS&Eパートナーズにご相談いただきました。
対策の結果
10か月の対策でアクセス数は月間58,000クリックまで増加!
これにより、サイトの収益や認知度も向上し、大きな成功を収めました。
対策内容
行った4つのステップをご紹介します。
ステップ1:サイトの改修で土台を整える
最初に取り組んだのは、サイト全体の土台を整える「サイト改修」です。以下の施策を行い、サイトの基盤を強化しました。
1. コンセプトおよびメディア名の変更
アクセス数が減少している場合、多くのケースで「サイトが誰に向けたものか」が曖昧になっています。そこで、ターゲットを明確にし、サイトの方向性を再定義しました。
2. ディレクトリ階層(記事カテゴリ)の整理
カテゴリが複雑すぎたり、不必要に細かく分かれている場合、ユーザーも検索エンジンも迷います。そこでカテゴリ構造をシンプル化し、サイト全体をわかりやすく整理しました。
3. デザインリニューアル
モバイルファースト時代において、レスポンシブ対応や視認性の高いデザインは必須です。新たなデザインではフォントや余白を調整し、ユーザーが快適に閲覧できるUIを構築しました。
4. コンバージョン導線(CTA)の見直し
アクセス数が回復しても、コンバージョン率が低ければ成果にはつながりません。重要なアクション(問い合わせや購入)につながるCTAを最適化しました。
5. 目次機能の追加
長い記事の場合、ユーザーが必要な情報にスムーズにアクセスできるよう「目次機能」を導入しました。これにより、滞在時間が伸び、SEO評価にも貢献しました。
6. 著者情報の追加(E-E-A-T強化)
Googleが重要視する「専門性」「権威性」「信頼性(E-E-A-T)」を満たすため、著者のプロフィールを明確に記載しました。
ステップ2:低品質ページの削除
続いて実施したのは、低品質なページの削除です。
2,249記事あった中で、クリックやインプレッションがほとんどない記事を中心に、約半数を削除しました。
低品質なページが多いと、サイト全体の評価が下がるリスクがあります。思い切って削除することで、残ったコンテンツが検索エンジンから適切に評価されるようになりました。
ステップ3:簡易版SEOリライト(約150記事)
全記事を大幅にリライトするのは時間とコストがかかります。そのため、まずは簡易版のリライトを実施しました。
リライトと言っても以下の2点だけです。
タイトルの最適化
各記事のタイトルに適切なキーワードを追加します。またタイトルと本文の内容が一致しているかも確認し端的で分かりやすい適切なタイトルに変更しました。
内部リンクの最適化
記事同士の関連性を強化しました。
じつはこれだけでもアクセス回復の効果はございます。
とくにタイトルタグに狙っている対策キーワードが入っていない、記事に内部リンクが無い場合などは大幅な改善効果が期待できます。
ステップ3:ステップ4:詳細なSEOリライト(約100記事)
より詳細なSEOリライトを実施しました。月間検索ボリューム200回以上あり検索順位8位〜30位に順位がついている記事100記事に対して行いました。
- タイトル変更案の策定:検索意図を反映
- リード文の改善:ユーザーの興味を引く内容に変更
- 構造化要素の追加:strongタグやALT属性の設定
- 見出しの最適化:キーワードに基づいた再構築
- オリジナル画像の追加:視覚的価値を提供
- 文章の加筆 : 対策キーワードの検索意図に沿った情報の追加
お客様の声
まとめ
4つの施策はこのようなスケジュールで実施しました。
このように、段階的かつ計画的な施策を実施することで、メディアサイトの流入を回復し、さらに伸ばすことができました。
また、2020年以前はとにかく記事を増やせが思うように流入が伸びていたが2021年以降に急落し、何をしても回復しない、新しい記事を書いても伸びなくなったメディアサイトは非常に多いかと存じます。
もし、同様の課題に直面している場合は、ぜひご相談ください。成功事例をもとに最適な提案をさせていただきます。
WEBディレクションパートナー
門田 雅史
マーケティングは【知る】ではなく【やる】が大事! ECサイト店長出身の超実践型!3女のお父さんコンサルタント SEO対策サポートをメインにECサイトのコンサルティング・構築支援を行っています。全日本SEO協会1級、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資)取得。ECサイトの運営経験で培ったマーケティングの課題解決力を生かし、成果に直結する提案に努めてまいります。
座右の銘
Connecting the dots(点と点をつなげ)