検索ボリュームの年間推移に合わせたリスティング広告運用の成功事例
今回はリスティング広告運用でGoogle検索ボリュームの年間推移に合わせて、毎月の予算を調整し、年間の費用対効果を最大化できた事例を紹介します。
年間の予算は変えずに、無駄のない需要に合わせた広告配信で費用対効果を最大化したい!とお考えの企業すべてにこの方法がはまるわけではありませんので、簡単なご紹介にはなりますが、二人三脚で勝利したとても嬉しい事例です。
世の中の検索需要に合わせて毎月の広告費を増減させ、無理なく無駄なく運用したいとお考えの企業はぜひご一読ください。
目次
検索ボリュームの年間推移とは
GoogleやYahoo等の検索エンジンを利用して検索されるキーワードの検索回数(月間)のことを指します。
その年間推移を確認する方法はいくつかありますが、弊社ではGoogle広告のキーワードプランナーやkeywordmapを利用しています。
検索ボリュームの年間推移の出し方
キーワードプランナーの場合は、リスティング広告で出稿予定のキーワードを全て入力し、数値を算出します。
データは過去24か月間の検索需要の推移から月次で平均値が算出されるので、まずはその数値を確認します。
▼キャンペーン別検索ボリュームの年間推移イメージ(PC推奨)
併せてクリック単価などの指標も確認できるため、キャンペーン軸などに分けてグラフにし、最終的にはお客様に見ていただきやすいように加工します。
検索ボリュームの年間推移を確認する理由
リスティング広告の運用代行をご依頼いただくお客様の予算の考え方や、算出方法は様々です。
予め決められた年間予算で最大限の集客をされたい場合や、予算はこれから決めるので、松竹梅で提案して欲しいなど、ご要望に応じて最適なご提案はするのですが、どうしても月額00万円といった形の提案や運用になりがちです。
もちろん、その方が支払管理も楽ですし、毎月同じ数だけコンバージョンを獲得できればそれに越したことはありません。
しかし、検索された際に広告が表示されることで顕在層にアプローチすることができるリスティング広告の場合は、「検索」が広告を表示するために必要なアクションになるため、その検索需要を大きく上回ったり、下回ったりすると、毎月決まった予算で高い費用対効果を維持することは難しい傾向にあります。
余った予算は翌月に繰り越し、適切に運用していれば大きな問題はありませんが、運用会社によっては、「預かった予算を月内に消化する事」を念頭に運用し、購入意欲が低いユーザーや購入に繋がりにくいキーワードにまで広げて配信することもあります。
そうならないためには、年間の検索需要とクリック単価の推移をざっくりとでも把握しておくことが重要です。
検索ボリュームの年間推移を活用する際の注意点
ここでのポイントはあくまで過去の実績に基づいたデータであるため、来月以降も同じ動きをするとは限らないということです。
また、毎年同じような動きをするキーワードもあれば、そうではないものもあります。
例えば、母の日、父の日、敬老の日、やお中元、お歳暮に関連する商品を検索する需要は若干の前後はありますが毎年同じ時期に検索需要が増減します。
逆に、美容関連商品や疾患、個人の趣味に関わる商品やサービスの需要は流行りの影響を受けることも多く、先行きを掴みづらく、読みづらい傾向があります。
さらに、引越しと不用品回収のように、同時に需要が発生するものも、検索需要が連動した動きをするキーワードも存在します。
これらの性質の違いや世間のトレンドなどの様々な要因が絡み合うため、それぞれの要因を分けて分析しなければ、筋違いな提案になって予算を使い切れなかったり、無駄遣いする結果になりかねません。
そうならないためには、様々な商品やサービスの広告運用を行ってきたコンサルタントによる広告費無料シミュレーションをご利用ください。
簡単なヒアリングにお答えいただくだけで、目標や年間の検索需要の推移に合わせた予算シミュレーションをご用意します。
年間の費用対効果を最大化できた事例
今回は、2年間リスティング広告の運用を行っている精密機器のメーカー様の通販サイトの事例です。
当初検索需要の推移についてもご案内はしていましたが、1年目は立ち上げたばかりで効果計測をしたい意図が強く、毎月同額の決まった予算で運用してきました。
その結果費用対効果が大きく落ちる月が目立ちました。
その広告運用の結果と、製品カテゴリごとの売上、年間の検索需要を突き合わせたときに検索需要と売上の増減の推移が一致しました。
そのため需要に合わせて見つけてもらえれば売れるLPであり製品である点は確信できたため、次年度は、製品カテゴリごとの検索ボリューム推移に合わせた予算配分のご提案を行い、年間の予算は変えずに、30万円の月と50万円の月などある程度の配分を決めて運用しました。
もちろん月次で微調整は入りましたが、月ごとの目標におおよそ準じた成果を出すことができました。これにより同じ年間予算でも前年の費用対効果を大きく上回ったのです。
冒頭でご案内したように、年間の予算は変えずに、無駄のない需要に合わせた広告配信で費用対効果を最大化したい!とお考えの企業すべてにこの方法がはまるわけではありませんが、月次の予算を柔軟に変更できるという企業様は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
簡単なヒアリングにお答えいただくだけで、様々な商品やサービスの広告運用を行ってきたコンサルタントが目標や年間の検索需要の推移に合わせた広告費無料シミュレーションをご用意します。
WEBプロデュースパートナー
MANAMI YOSHIDA
webマーケで顧客とユーザー、そして自分にも! 小さなLove&Peaceを届けたい!と日々奮闘する女マネージャー
座右の銘
常により良いやり方がある。(There is always a better way.)