基本が大切!除外キーワード登録で1件の成約に費やす単価【CPA】を大きく改善した成功事例
今回ご紹介する内容は、家具や家電、日用雑貨など、あらゆる不用品を処分から買取まで行う専門店のお客様の事例です。
Google広告にて、「除外キーワード登録」を行ったことで、CPA -23.99%、費用 -8.39%の成果を上げることができましたので、ご紹介します。
目次
お客様の課題
2021年10月後半から反響数が減り、CPAが悪化していたことがお客様の大きな課題でした。
部分一致キーワードとフレーズ一致キーワードを登録したことにより、検索語句が増えたからだと考えられます。
無駄なクリックを減らし、反響に繋がるクリックを増加させるため、基本的な部分ではありますが、「除外キーワード登録」を実施いたしました。
実施した対策【除外キーワード登録】
Google広告にて、キャンペーン2つに対し、それぞれ除外キーワード登録を実施いたしました。
12月序盤に登録し、2か月後までにどれほど反響数が上がり、CPAが下がるのか、検証してみました。
除外キーワード登録の仕組み
除外キーワード登録とは、Googleなどの検索を行った際に、特定の検索語句に対し広告を表示させないよう、除外するキーワードを設定することです。
リスティング広告では反響に繋がりにくいクリックを排除していくことで、反響が獲得できそうなユーザーに広告配信を絞り込み、反響獲得数を増やしていきます。そのため、検索意図を考えて、反響に繋がりにくいと考えられる検索語句には広告を出稿しないようにキーワードを「除外」していくことが必要となります。
例えば、「不用品回収 メルカリ」という検索語句があった場合、「メルカリ」というキーワードを除外登録しておくことで、今後「不用品回収 メルカリ」という検索語句が広告表示されなくなります。
除外キーワード登録をするメリット
リスティング広告は機能上、どうしても無駄クリックが発生してしまいます。そのため、いかなるアカウントであっても除外キーワード登録は、必須の施策と言え、運用管理の基本の “基” の部分になります。
最近では部分一致を多く入稿し、自動入札を活用することを各媒体が推奨しているため、運用開始から日が浅いアカウントでは特に頻繁に除外キーワードの追加を行うことが大切です。
また、運用を開始する前に、絶対に必要な検索語句は設定しておくことをお勧めします。
例えば、「不用品回収」の場合、最大手の競合他社名や「悪質」「不評」などのネガティブワードは、あらかじめ除外キーワード登録を行うことが懸命です。
除外キーワード登録の効果
今回、2021年12月初旬に除外キーワード登録を行ってからの2か月間の数字と、前2ヵ月と比較して数字の変化を確認しました。
シーズンによる繁忙期が原因で反響数が拡大している可能性もありましたので、念のため、前年の同じ期間も抽出して分析してみました。
結論から言うと、シーズンは関係ないことがうかがえました。
①CV +23
②CPA -23.99%
③CVR +2.23%
④費用 -8.39%
反響数の増加
サービスと関連性の低い検索語句を除外キーワード登録したことにより、反響に結び付きにくい検索に対する広告表示が減少し、反響の得やすい検索結果に対し広告表示することが増加したため、反響数の増加に繋がったと考えられます。
コンバージョン単価の改善
反響数が増えたことと、無駄な広告表示を無くし費用が抑えられたことで、CPAを大きく改善させることができました。
除外キーワード登録を行ったことで期待される効果が最大に出ており、理想的な成果と言えます。
基本中の基本の施策ではありますが、やはり除外キーワード登録は重要である、ということを再認識させてくれる結果となりました。
除外キーワードを行う際の注意点
全てのアカウントで行うべき基本の施策であるのが「除外キーワード登録」と前述しましたが、デメリットもあります。
それは、機会損失です。
本来反響が取れたはずのキーワードに対し、除外キーワード登録を行ってしまうと、二度と広告表示されなくなり、機会損失に繋がるリスクがあります。
検索意図をきちんと考えて、精査を行っていかないと、費用が抑えられているが、全く反響が取れない残念なアカウントになってしまいます。
除外キーワード登録を行う際は、検索意図を深く思考し、細心の注意を払いながら進めていきましょう。
まとめ
除外キーワード登録はキーワードのボリュームやバリエーションによっては、何千、何万もの検索語句が発生するため、時間と労力を非常に費やす施策です。
私自身も一日中、除外キーワード登録を行ったことがあり、終業する頃には思考しすぎて頭がパンクしそうになった記憶があります。
しかしながら、この施策でお客様の費用を抑えることができる、反響数を高めるチャンスを増やすことができるのだと、常に念頭に置きながら自分を奮い立たせてコツコツ取り組んでまいりました。
その日ごろの積み重ねが、今回しっかりと成果に結びついたことが喜びであり、やっぱり除外キーワード登録って大切だよね、と思わせた事例でした。
除外キーワード登録を実施することで、今回の事例のような大きな成果を生み出す打ち手となりえます。
運用を開始したばかりのアカウントや、部分一致キーワードを豊富に登録したアカウントは、除外キーワード登録が基本であり必須の施策と言っても過言ではありません。
是非とも取り組んでいただきたい施策ですし、弊社では絶対必至の事項として扱っている施策でもあります。
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