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投稿日 : 2020/04/10 更新日 : 2023/03/06

検索キーワードの種類と対策キーワードの決め方について解説!


SEO対策
検索キーワードの種類と対策キーワードの決め方について解説!

SEO対策において、キーワード選定は非常に重要です。なぜなら、誤った対策キーワード(サイトのテーマとずれていたり、商品やサービスの訴求につながらない)で上位化を目指しても成果につながらないからです。

そのため、商品名や、サービス名をメインキーワードとして、自社の強みをかけ合わせたり、それに関連するキーワードを網羅的に対策することが望ましいです。

今回は、その対策関連キーワードの種類や、検索意図、対策の優先順位の決め方について解説します。

当記事を音声解説した動画もご用意しております。

【検索意図編】検索キーワードの種類

検索キーワードの種類は、検索意図から考えて分けることができます。検索意図とは、「ユーザーがそのキーワードを何のために検索したのか」その理由のことです。例えば「SEO会社 大阪」であれば「大阪にあるSEO対策をしてくれる会社が知りたい」と想定されます。そしてその検索意図は主に以下の3つに分類されます。

  • インフォメーショナルクエリ(情報関連)
  • トランザクショナルクエリ(購入・申し込み関連)
  • ナビゲーショナルクエリ(特定のWebサイトへ行く)

Google検索エンジンもこれらの検索意図を読み取り、検索キーワードごとに、ユーザーが求めている最適な情報を掲載しているコンテンツを表示しようと試行錯誤しています。
それでは、それぞれ簡単にご説明していきます。

インフォメーショナルクエリ(情報関連)

インフォメーショナルクエリとは、 「情報を得たい、 何かを知りたい」という情報収集の時に検索されるキーワードのことです。Knowクエリとも呼ばれており、キーワードの母数としては、もっとも多くなっています。

例えば
「SEO 方法」
「検索キーワード とは」
「サーチコンソール 使い方」
といったキーワードが当てはまります。

トランザクショナルクエリ(購入・申し込み関連)

トランザクショナルクエリとは、商品やサービスの購入や資料請求といった具体的な行動意図がある時に検索されるキーワードのことです。Doクエリとも呼ばれています。

例えば
「SEO 相談」
「SEO対策 見積り」
「〇〇〇サービス 資料請求」
といったキーワードが当てはまります。

ナビゲーショナルクエリ(特定のWebサイトへ行く)

ナビゲーショナルクエリとは、 ある特定のWebサイトへ行きたいという意図がある検索キーワードのことです。Goクエリとも呼ばれています。

例えば
「amazon」「YouTube」「Facebook」
といったキーワードが当てはまります。

【検索ボリューム編】検索キーワードの種類

検索ボリュームとは、世界中のユーザーが調べる月間検索数のことです。SEO施策において検索ボリュームは非常に重要な要素のひとつです。なぜなら、検索ボリュームが多いキーワードで上位表示を成功させることができれば、多くの見込み客に対してアプローチができるからです。

主に、検索ボリュームは以下の3つの軸で分類されます。

  • ビックキーワード:検索ボリューム(大)
  • ミドルキーワード:検索ボリューム(中)
  • スモールキーワード:検索ボリューム(小)

それぞれ簡単にご説明します。

ビックキーワード:検索ボリューム(大)

ビックキーワードとは、検索ボリュームの多いキーワードのことです。「ビックキーワードの検索ボリューム範囲」に明確な定義はありませんが、一般的に月間検索ボリュームが10,000回以上のある場合は、ビックキーワードと呼ばれることが多いです。

ビックキーワードは主に一つの単語からなるキーワードのことで、例えば、「SEO対策」の月間検索ボリュームは22,000回なので、ビックキーワードに分類されます。その他にも「FX」、「ノートパソコン」、「本」などの単一キーワードがビックキーワードに分類されます。

さらに、ビックキーワードは以下のような特徴が挙げられます。

  • クリック数とコンバージョン数がもっとも多い
  • 競合が多く上位化の難易度が高い
  • 検索ユーザーをCVにつなげることが比較的に難しい

ビックキーワードは検索ボリュームは多いものの、上位表示の難易度が非常に高く、ユーザーの検索意図にバラつきがあるため、CVに繋げるのが困難です。しかし、ビックキーワードの上位表示が成功すれば、アクセス数や売上に大きな影響を与えてくれるため、狙うべきキーワードではあります。

ミドルキーワード:検索ボリューム(中)

ミドルキーワードとは、ビックキーワードよりは検索ボリュームは少ないですが、スモールキーワードよりは多いキーワードのことです。一般的に月間検索ボリュームが1,000回以上~10,000回以下の検索キーワードがミドルキーワードと呼ばれます。

ミドルキーワードは主に1つ、もしくは2つ以上の単語から成るキーワードで、例えば、「SEO対策 大阪」は月間検索ボリュームが1,300回なので、ミドルキーワードに分類されます。他には「クレジットカード 大学生」や「ソファ 一人暮らし」などのキーワードがミドルキーワードに分類されます。

さらに、ミドルキーワードは以下のような特徴が挙げられます。

  • ビックキーワードより上位表示しやすい
  • 検索ボリュームがあり、上位表示しやすいためアクセスが稼ぎやすい
  • ビックキーワードと比べるとCV獲得がしやすい

ミドルキーワードは、ビックキーワードより検索ボリュームが少ないものの、ユーザーの検索意図が分かりやすく、コンテンツが作りやすいため、上位表示が容易な傾向があります。また、ユーザーが求めている情報がある程度明確なため、CVの獲得がしやすいのも特徴で、非常に人気な検索キーワードとなります。

スモールキーワード:検索ボリューム(小)

スモールキーワードとは、検索ボリュームが少ないキーワードのことです。一般的に、月間検索ボリュームが100回以上~1,000回以下のキーワードで、いくつかの単語を組み合わせた複合キーワードやニッチなキーワードがスモールキーワードに当てはまります。例えば、「SEO対策 やり方」「家計簿 アプリ おすすめ」などがスモールキーワードに分類されます。

さらに、スモールキーワードは以下のような特徴が挙げられます。

  • 検索ボリュームが少ないため上位表示しても多くのアクセスは見込めない
  • 比較的競合が少ないためビックキーワードと比べて上位表示しやすい
  • 具体的なニーズを持っているユーザーが多い傾向にあるため、CV獲得がしやすい

スモールキーワードは、検索ボリュームが少ないため上位表示しても多くのアクセスは見込めません。しかし、ビックキーワードやミドルキーワードと比べると上位表示は容易で、さらに具体的なニーズを持っているユーザーが多いため、CVを獲得がしやすいです。

検索ボリュームと検索意図から狙うべきキーワードの優先順位を決めよう

ここまでご説明した 「検索ボリューム」 と 「検索意図」 を考慮して、優先的に狙うべき検索キーワードは下記のように分類することができます。

  • ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(不明瞭)
  • ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(明瞭)
  • ミドルキーワードの検索ボリューム(中)&検索意図(不明瞭)
  • ミドルキーワードの検索ボリューム(中)&検索意図(明瞭)
  • スモールキーワードの検索ボリューム(小)&検索意図(不明瞭)
  • スモールキーワードの検索ボリューム(小)&検索意図(明瞭)

どの検索キーワードで優先的に上位表示を狙うべきかは、一度、上記のように分類してから決めると良いでしょう。
上記の各項目についてこれから説明していきますが、各項目の特徴を理解することで狙うべき検索キーワード決めやすくなります。

検索ボリュームと検索意図は「キーワードプランナー」を使って調べることができるので、キーワード選定の際は活用してみてください。

【簡単導入!】適切な検索キーワードを見つける「キーワードプランナー」の使い方

「キーワードプランナー」・・・Googleが提供しているGoogle広告に出稿する際にキーワードの検索ボリュームや競合性などを調べることができるツール

ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(不明瞭)

代表例として、「FX」「ダイエット」などが挙げられます。上位表示が出来れば多くのアクセスを集めることができますが、上位表示の難易度が非常に高い検索キーワードです。なぜなら、ユーザーが何を目的として検索しているのかが分かりづらいく、ユーザーの検索意図を満たすために、膨大なコンテンツが必要だからです。

ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(明瞭)

代表例として、「FX 口座解説」「プロテイン ダイエット」などが挙げられます。検索ボリュームがあって、検索意図が明瞭なため、今すぐにでも狙いにいきたいキーワードではありますが、一番初めに狙うべき検索キーワードではありません。なぜなら、膨大な数の競合が存在し、非常に時間がかかるからです。基本的には、検索ボリューム(中・小)&検索意図(明瞭)を優先的に狙い、その後、ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(明瞭)を狙うという流れが最適だと考えられます。

ミドルキーワードの検索ボリューム(中)&検索意図(不明瞭)

こちらは、ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(不明瞭)の検索ボリュームが少なくなったバージョンです。特徴として、「単一のミドルキーワード」がこれに当てはまります。ビックキーワードよりは上位表示しやすいですが、検索意図が不明瞭なため、積極的には狙いたくないキーワードだと考えられます。

ミドルキーワードの検索ボリューム(中)&検索意図(明瞭)

こちらは、ビックキーワードの検索ボリューム(大)&検索意図(明瞭)の検索ボリュームが少なくなったバージョンです。「ニキビ 予防」「ダイエット 炭水化物」といった2語以上の検索キーワードが挙げられます。ここまでくると、ユーザーの検索意図が明瞭になってくるためユーザーが満足するコンテンツを作りやすくなります。しかし、完璧に検索意図が分かるわけではありません。「ニキビ 予防」でも、どんな方法で予防したいのか「食べ物による予防」なのか、「スキンケアによる予防」なのか、または、どんなニキビの予防なのか、「思春期ニキビ」なのか、「大人ニキビ」なのかと非常に様々です。そのため、ビックキーワードと同じように膨大なコンテンツが必要になります。

スモールキーワードの検索ボリューム(小)&検索意図(不明瞭)

スモールキーワードの検索ボリューム(小)&検索意図(不明瞭)は最も避けるべき検索キーワードです。対策したとしてもアクセスがほとんど集まらず、さらにユーザーの検索意図が不明瞭なためCVに繋がりにくいです。ニッチなジャンル名や、めったに検索されない「単一キーワード」が当てはまります。

スモールキーワードの検索ボリューム(小)&検索意図(明瞭)

スモールキーワードの検索ボリューム(小)&検索意図(明瞭)は、主に三語以上の複合キーワードでの組み合わせが多いです。例えば、「ニキビ 予防 スキンケア 」「ダイエット おすすめ 運動」などが挙げられます。検索意図は非常に具体性があり、コンテンツが作りやすく、CV獲得がしやすいため非常におすすめの検索キーワードです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。検索キーワードは、「検索ボリューム」と「検索意図」で分類できることをお伝えし、さらに、検索ボリュームと検索意図を掛け合わせることで優先的に対策したい検索キーワードの決め方を解説しました。

「検索キーワードについて理解できたし、自社でSEO対策をやってみよう!」と思う方はいらっしゃると思いますが、SEO対策はこれらを理解できても実際やってみると「こんなはずじゃなかった」と失敗するケースがあります。

「SEO対策を始めたいけど、やっぱり自社で実施するのは不安だな」と思う方は、ぜひS&Eパートナーズの無料相談へお越しください。貴社の集客戦略に最適なキーワードをご提案や、SEO対策についての疑問にお答えいたします。また、SEO無料診断もございますので、ぜひご利用ください。

 

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