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投稿日 : 2026/03/27

「問い合わせが激減…AIOやAI検索のせい?」本当にあった怖いSEOの落とし穴


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「問い合わせが激減…AIOやAI検索のせい?」本当にあった怖いSEOの落とし穴

いつもお世話になっております。S&Eパートナーズの田代です。

先日、とある企業のWeb担当者様からお問合せのお電話があり、切実なご相談をいただきました。

「去年と比較して、Webからのお問い合わせが1/3に激減してしまって…。サイトの大きな修正も行っていないんです。最近よく聞く、ユーザーがAIで情報を検索するようになったり、AIO(AIによる概要)の表示でページがクリックされなくなったからでしょうか?」

確かに最近は、ChatGPTなどの生成AIの普及や、Google検索におけるAIOの導入により、「検索行動の変化でアクセスが激減するのでは」と懸念される企業は非常に増えています。しかし、Web集客において、原因がそれら最新のトレンドだけとは限りませんので憶測だけで動くのは危険です。

今回は、ご相談をいただいてから真因を特定するまで、実際に私たちプロのコンサルタントがどのようにデータ見て、仮説を立てて分析を行っているのか、そのリアルなプロセスをお見せします。

GA4とGoogleサーチコンソールでの分析

「サイトに何が起きているのか」を正確に把握するためには、データという事実に基づく分析が不可欠です。
お客様にお願いして、Googleアナリティクス(GA4)とGoogleサーチコンソールの閲覧権限をいただき、早速分析を開始しました。

データが語る「異常事態」と「奇妙な矛盾」

GA4のデータを見比べていく中で、明らかな異変に気づきました。「サイト全体のアクセスがなだらかに減っている」というレベルではなく、コンバージョン(問い合わせ)の架け橋になっていた「複数の主力コラム記事」のアクセスが突然ゼロになっていたのです。

順位が少し落ちた程度なら、アクセスは減ってもゼロにはなりません。
これはページが何等かの理由でインデックスされなくなったり消えている可能性があるかもしれないと思い、さらに詳細を見ていくと、該当の複数記事が「404(ページが見つかりません)」のエラーになっていることが分かりました。

しかし、サーチコンソールで『クエリ(検索キーワード)』のデータを見ていった時、奇妙な現象に気づきました。

アクセスがゼロになった「URL」は複数あるのに、アクセスが急激に下がった「クエリ」は無かったのです。

どういうことか?

整理しますと「昨年は存在しなかった『新しいURL』が、消えた記事と同じクエリで検索順位を獲得している。ただし、その順位は昨年より大きく下がっている」という状態でした。

もしかして、アレをやりましたか…?

「消えた旧URL」と「順位が下がった新URL」。そして同じクエリ。
もうお気づきの方も多いと思います。

私はすぐにご担当者様へ確認のご連絡を入れました。
「大きな修正はしていないとのことでしたが、もしかして…古い記事を一度削除して、新しいURLでリライトした記事をアップし直していませんか?」

現場で記事を執筆されているチームに確認していただいたところ、見事にビンゴでした。

リセットされてしまったGoogleからの「評価」

ビッグキーワードで検索上位を獲得していた素晴らしい旧記事を一度削除し、情報の追加やメンテナンスを行った後、新しい記事(新しいURL)として再投稿してしまっていたのです。

Web上では、URLが変われば「全く別の新しいページ」として認識されます。
つまり、、これまで積み上げてきたGoogleからの「上位表示の評価」を手放し、ゼロからやり直してしまっていたという状況です。

再投稿された新記事が、同じクエリで順位を獲得してはいるものの、旧記事では2位だったキーワードが、新記事では15位と大きく順位を下げてしまっていました。

悲劇:記事の「中身」は100点満点だった

このお話が本当に悲しいのは、現場の担当者様が「サボっていた」わけではなく、むしろ「サイトを良くしようと一生懸命に動いていた結果」だということです。

WordPressに残っていた旧記事のデータと、再投稿された新記事を見比べて、ハッとしました。

  • CTA(問い合わせボタン)が圧倒的にわかりやすくなっている
  • 長い文章が、見やすい箇条書きや表に整理されている
  • 最新の情報が追記されている

現場の皆様が実施したリライト(中身のブラッシュアップ)の内容は、プロから見ても非常に評価できる、素晴らしいクオリティでした。

記事の「中身」は100点満点だったのに、更新の「方法」というシステム的なルールを知らなかったばかりに起きた大事故だったのです。

田代 千夏
田代 千夏
例えるとするならば、大行列ができる老舗のレストランが、常連客に何も言わず、webやSNSでもアナウンスをせずに住所を変えて突然移転してしまったような状態です。
メニューを見直して美味しくなっても、新しい場所でお客様を呼び込むところから始めなければなりません。

同じURLのまま上書き更新するだけで良かったのです。もしカテゴリ整理などでどうしてもURLを変える必要があったのなら、「旧URLから新URLへの301リダイレクト(転送設定)」をするだけで防げた悲劇でした。

本質的な「設計」を間違えると、努力がマイナスになるリスクがある

SEOやWeb集客において、記事を読みやすくしようという目の前の素晴らしい努力も、本質的な設計・ルールを間違えると、本来プラスになるはずの施策がマイナスになることがあります。

今回のお客様は「AIやAIOのせいかも?」と不安を抱えていらっしゃいましたが、データを用いて正しく診断したことで、本当の課題(内部エラー)を特定し、すぐにフローの変更をお伝えすることができました。

「一生懸命やっているのに成果が出ない」
「原因不明で急に問い合わせが減った」

もしそんなお悩みがあれば、まずは実際のデータを確認することが大切です。
S&Eパートナーズの「SEO・AI診断」では、貴社のサイトの「どこで機会損失が起きているのか」を、データをもとにフラットなプロの目線で診断いたします。一度現状を確認したいという場合はぜひご相談ください。

この記事の筆者

S&Eパートナーズ株式会社でSEO対策サポートを行っております。 最先端のSEO技術をわかりやすくお伝えします。営業は10年以上経験してきましたので、お客様目線でのサポートを心掛けています。

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