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SEO総合ニュース
投稿日 : 2025/02/03 更新日 : 2025/02/04

AI検索時代にこそSEOが重要な理由


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AI検索時代にこそSEOが重要な理由

こんにちは、SEOコンサルの門田です。

生成AIが普及してから右を見ても左を見ても世の中AIの話で持ち切りです。今回はSEOコンサルとしてSEO文脈でのAIについて話をしたいと思います。

まず、SEOとAIについては大きく分けて2つのテーマがあります。

1つ目は「生成AIをSEO対策にどう活用できるか」というテーマです。キーワードの選定や記事の作成、データ分析など、生成AIを用いていかに効率的に対策を行うか、いまSEO文脈でAIの話になるとほとんどがこちらのテーマかと思います。今まで面倒だったブログがAIを使うことで楽になったという方も多いのではないでしょうか。

今回はもう1つのテーマ「AI検索がSEOに与える影響」について話をしたいと思います。

現在、GoogleのAI Overview(旧SGE)の導入や、GPTやGemini、Claudeなどのチャット型生成AIの普及により情報検索の形が大きく変化しています。
また、FeloやPerplexityといった検索行動に特化した生成AIも広く普及し、これにより「検索エンジンは時代遅れ、オワコンなのでは?」「SEOにはもう集客効果がなくなるのでは?」という声を耳にすることも増えています。

しかし、私たちS&EパートナーズはSEO支援会社としてのポジショントークではなく、「AI検索時代においてもSEOは重要であり、むしろAI検索での露出を広げるためにSEOはますます必要になる」と考えています。この点について解説します。

AI検索時代にこそSEOが重要な理由

検索行動に使われる生成AI(GPT、Gemini、Claude、Felo、Perplexityなど)は現状、Web上の情報を収集して学習・生成を行っています。

例えば、Gemini はGoogleの検索エンジンから情報を収集しますしChatGPTはBingの検索エンジンを利用しています。
このように、生成AIは既存の検索エンジンと密接に結びついており、結論、SEO対策によってWeb上での露出が増えれば、AI検索でも取り上げられる可能性が高まります。

この1点のみでもAI検索においてSEOが重要な大きな理由になります。
まずはSEOによる各種検索エンジンによるwebサイトの露出が増えないことには、検索AI»にも選ばれる可能が低くなるのです。

AI検索時代におけるSEO戦略について

では、AI時代においてSEOの役割はどう変わるのか、私の個人的見解にはなりますがお話します。

AIに情報を整理し渡すスキルが重要

従来のSEOでは、検索エンジンに適した形でコンテンツを作成し、上位表示を目指すのが基本でした。

しかし、AI検索の時代では「いかにAIに適切な情報を提供するか」が問われるようになると思います。

AI検索向けのSEOポイントとして構造化データを活用する、よくある質問FAQやHow-toコンテンツを整理する、信頼性の高い情報源としてのポジションを確立するなど「検索エンジンに情報を伝える」というSEOの基本は変わりませんが、その伝え方がより高度かつ多岐に渡る設計を求められるようになっていくでしょう。

KnowクエリはAIに代替される

生成AIの発展により、「◯◯とは?」のようなKnowクエリ(情報を知りたい検索)はAIが瞬時に回答するようになっています。そのため、差別化が難しくコンテンツが飽和状態になるためSEOからこの領域で集客を狙うのは難しくなりつつあります。そのため、Goクエリやbuyクエリと呼ばれる指名されるブランドになることがSEOにおいて肝要になります。

これは検索ユーザーに指名されるというだけでなく、検索エンジンと生成AIどちらにも選ばれるブランドを作ることを意味します。

Knowクエリの代替が進む中で、企業やブランドとしての指名検索流入を増やすことがより重要になっています。

Web全体を活用したブランディングが不可欠

SEOは今後、対策するサイトでの情報発信だけではなくSNSやオフライン活動を含めたWeb全体でのブランディングが求められます。

検索エンジンが進化する中で、企業名やサービス名などのいわゆる指名検索キーワードでの流入はSEOランキングに大きな影響を与えるようになっています。

サイテーションといわれるX(旧Twitter)やInstagramでのSNSでの発信、YouTube動画での発信、またはイベントやセミナーなどのオフライン施策、口コミマーケティングの強化などがそのままSEO対策となりWeb上でのブランド認知度を高めることが、今後のSEO戦略の鍵となります。

SEOの本質は変わらないが進化している

生成AIの普及や検索エンジンの進化によって、SEOの手法は大きく変化しています。しかし、本質は変わりません。

SEOは「検索エンジンに評価される」だけでなく、「ユーザーに選ばれる」ことが最も重要です。WEB全体でのブランド力を高め、価値のあるコンテンツを提供し続けることが、AI時代におけるSEOの成功の鍵となります。
SEO担当者は、検索エンジンの技術だけでなく、マーケティングやブランディング、広報活動などの知識を持ちより総合的なWEB上での戦略を実行することが求められます。

単なる「検索順位の向上」ではなく、「選ばれるブランド作り」をweb全体で目指すことが「SEO対策」と呼ばれるようになるのでは、と考えています。

まとめ

あらためてAI検索時代にこそSEOは必要不可欠です。
「検索エンジンは時代遅れ、オワコンなのでは?」「SEOにはもう集客効果がなくなるのでは?」という疑問が投げかけられることもありますが、実際にはその重要性はますます増しています。

生成AIはWeb上の情報を集めて学習するため、SEOを通じてAIに情報を提供することが重要でです。適切なSEOを行うことで、AI検索結果にも反映されやすくなり、今後のSEOは企業やサービスをWeb全体でブランディングしていくことが求められていきます。

そして、企業が発信する情報やブランド価値の向上はSEOの枠を超えた戦略的アプローチが必要になりますがAIが求める信頼性の高い情報そのものであり、AI検索時代にこそSEOはますます重要になるのです。

この記事の筆者

SEO対策サポートをメインにECサイトのコンサルティング・構築支援を行っています。全日本SEO協会1級、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資)取得。ECサイトの運営経験で培ったマーケティングの課題解決力を生かし、成果に直結する提案に努めてまいります。

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