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SEO総合ニュース
投稿日 : 2016/05/22 更新日 : 2022/08/27

【好評?第2弾!】大手SEO会社と中小SEO会社の違いを考える


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【好評?第2弾!】大手SEO会社と中小SEO会社の違いを考える

本投稿のカテゴリ「他社との違い」を考えると「ランチェスター経営」という言葉がよく頭にちらつきます。そのランチェスター経営によると…

自社が自社業界の1位でない限りは、自社を「弱者」と考える。
弱者は弱者の戦略(他社との違いや強みの圧倒的な明確化・ターゲットの絞り込み、接近戦に持ち込む等)をとる必要がある。

となっています。

自社内では「ランチェスター経営」を中小企業の経営の教科書的に考えています。

先日はその学習・実践の一貫として「大手SEO対策会社」をお探しの「中小企業」様へ【必読のお話】という投稿をしました。まずは自社の強み弱みを知るための作業として、大手のSEO会社と自社(=中小企業・小規模SEO会社)の違いを整理したいと考えたからでした。本日の投稿は「自社=中小SEO会社」と「大手SEO会社」との違い第2弾です。

大手SEO会社の業務の流れ=分業制について

大手SEO会社に限らず、大手企業は「分業制」をとっています。分業制にはメリット・デメリット両面あり、商品・サービスにより「分業制が合う・合わない」があるのではないでしょうか(後述しますが「SEO」に分業制は合わないと考えています)。よって、まずは「分業制」のメリット・デメリットから考えていきます。

分業制のメリット

  • 部門ごとの担当者は、その作業だけを繰り返すため、上達が早く効率が良くなりやすい。
  • マニュアル化しやすいため、誰にでもできる業務に落としむことができる。
  • 出てくる成果物が平均化し、バラつきがでにくい。

このような感じだと思います。

分業制のデメリット

  • 部門ごとの最適化に目が行きがち。全体的最適化に目が行きにくく、全体のロスに気づきにくい。
  • 部門間の仕事の受け渡し時も時間等のロスが出やすい。
  • イレギュラーが起きた時の対応力が下がりやすい(マニュアルとおりの動きしかできない)
  • モチベーションが下がりやすい(目の前の業務しか見えないため)

分業制のデメリット…弊社の実例

弊社の実例ですが、弊社が契約している求人広告代理店さんに求人広告現行の作成を依頼しました。

打ち合わせには長く担当してくれている営業担当者と求人媒体社のディレクター。ディレクターさんは初めての方。初めてなので「うちの求人戦略」を理解してくれているのかどうか不安が…。そしてうちの戦略や掲載の意図を懸命に伝えるも、なんとなく嫌な予感。

嫌な予感

そして案の定、こちらの意図とは違う大きく原稿が上がってきました…。

なぜこうなったのか、営業担当者に確認すると…営業・ディレクター・ライターすべて分業化されていて、そしてディレクター・ライターはいつも違う方が担当をしているとのこと。よって過去の流れは分かっておらず、こうなりましたと…。

これは分業制の非常に悪い面がでた結果だと思います。意図がうまく伝わっていなだけでなく、以前作成した文章をそのまま踏襲したような内容でした。ライターさんの「熱」も何も伝わってきません。

SEOに分業は合わない

SEOは顧客企業の「経営戦略・戦術」の理解が重要だと考えています。仮にそこまで行かなくとも、営業戦略・戦術・目標等の理解は必須です。

なぜなら、SEOの重要な要素の一つである「コンテンツ」に関してお客様と議論をするにも、そこが理解できていないと、コンテンツの案さえ出せません。さらにその案を形にしてくための、お客様の人的リソースや予算の把握、他集客計画・他業務との優先順位等を理解し、SEOを計画していく必要があります。

この内容、実際にやってみるとわかるのですが、分業化が非常に難しいです(分業化しても全体のロスにならないものは分業化していますが、全てをとなるとかなり非現実的)。

SEOには優秀な人材が必要

優秀なSEOコンサルタント

前述のとおり、SEOには顧客企業の経営戦略・戦術の理解が必要です。それを理解したうえで、それを作業レベルまで落とし込み、手間暇かけて顧客企業のホームページを最適化していきますので、作業の質・量ともに重要です。よって、優秀な人材が多数必要になりますので「人件費」を惜しむことはできません。

大手企業は、会社全体の人件費・広告費・家賃等々、中小企業と比較すれば、当然ですが莫大なコストが必要です。それぞれのコスト削減を考えるの当然ですから、SEO作業もマニュアル化され、可能な限り人件費圧縮を図るのが当然です(当たり前のことですので、批判ではありません)。

しかし、効率を追及していくと、どうしてもSEOに必要とされる「個別の対応」「個性的な提案」が難しくなり、マニュアル・機械的対応が中心となりがちです。

まとめ

現段階の私の結論は、SEOは大手企業には扱いにくいサービスではないかと考えています。「SEO=顧客企業それぞれに合った改善方法の立案、かつ適宜の臨機応変な対応が求められるもの」です。

当社では、中小企業の武器=柔軟性・臨機応変さ・スピーディーな対応等を生かし、より良いSEOサービスを提供できるようにと考えております。

同時に、可能な部分は効率化し、コストダウン・販売価格ダウンの努力を惜しまないようにしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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