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リスティング広告(Google広告)でLPのABテスト方法とは?【下書きとテスト】機能の設定を解説
Google広告の【下書きとテスト】機能。リスティングを学び始めた当初、この機能を先輩から教えてもらったときは、「こんな便利な機能があるなんて!」と驚いたものです。今回はそんな【下書きとテスト】機能を初心者の方にも分かりやすくお伝えできればと思います。
目次
ABテストとは
ある程度リスティング広告を運用していると、運用のパフォーマンスを上げるために【ABテスト】が必要になってきます。
ご存じの方も多いかと思いますが、ABテストとは名前の通りAとBを比較してどちらが良いか比べるテスト方法です。
例えば
「これってLP(ランディングページ)の訴求を変えたほうが成果が上がるんじゃ…?」
「2種類のバナーのどちらがクリック率が良いか比較したい」
など広告やサイトを最適化するために同時並行で比較検証したいときに導入するテスト方法です。
Google広告ならABテストが簡単に設定可能
Google広告にはこのABテストを効率よく簡単に行える【下書きとテスト】機能があります。
【下書きとテスト】機能は検索ネットワークとディスプレイネットワークキャンペーンで試すことが出来ます。
既存のキャンペーンをもとに、【下書き】としてキャンペーンを複製し比較したい項目に変更を加えます。
その2つのキャンペーンの予算比率を5:5にして【テスト】をすることで、変更点以外は同じ条件で広告配信し比較できるのです。
ABテストの結果、複製したキャンペーンの方がパフォーマンスが良かった場合は既存のキャンペーンに変更内容の設定を反映させることもできる便利な機能です。
「下書きとテスト」の設定方法
では、設定方法をご紹介いたします。
今回は異なる2つのLP
A:https://seo-best.jp/a
B:https://seo-best.jp/b
のどちらがより成果に繋がるのか比較したいという例で進めていきます。
①下書きキャンペーンを作成する
「すべてのキャンペーン」⇒「下書きとテスト」を選択します。
青い「+」ボタンが新規作成のボタンです。
「+」ボタンをクリックするとキャンペーンを選択できる画面になるので、ABテストをしたいキャンペーンを選択します。
下書きの作成画面になります。
キャンペーンを選択し、分かりやすい名前を入力し「保存」しましょう。
②下書きを編集する
下書きを保存すると、複製したキャンペーンを編集できるので変更したい項目を編集します。
今回は最終URLを「https://seo-best.jp/b」に変更します。
※一括で変更を行うと漏れを防げて時短にもなります。
③テストを実施する
上部のバーの「適用」を選択します。
ポップアップの「テストの実施」を選択して適用します。
テストの名前や開始日、分配比率などを入力して保存します。
注意するポイント
ABテストは結果を比較するのに実施しやすいテスト方法ですが、とりあえずやってみればよいというものではありません。
ABテストを成果をつなげるには注意するポイントもあります。
仮説を立てる
ABテストにおいて仮説を立てることは最も重要です。
「パフォーマンスが悪いからとりあえず変更してABテストをしてみよう」という何となくの気持ちで実施すると、目的やゴールが曖昧になってしまいテストの意義が薄れてしまう恐れがあります。
・目的⇒コンバージョン率アップ
・なぜコンバージョンが悪いのか⇒アナリティクスで分析した結果TOPページ(LP)での離脱率が高い
・LPを確認⇒価格は競合他社の方が安いため、値段の訴求よりも「送料無料、当日発送」の訴求を強めたほうが良いのでは?
・「送料無料、当日発送」の訴求を強めた別LPを作成⇒既存のLPと比較したいためABテストを行う
上記は例ですが、このように目的から分析をしていき「こうだから、こうすればよくなるのでは?」「ユーザーの行動パターンはこうだからこの部分を変更したほうがCVへの導線がスムーズになるのでは?」といったような仮説を立てるようにしましょう。
複数の変更は行わない
例えば、以下の施策はすべてコンバージョン率を上げるために行う施策として当てはまりますがアプローチ方法は異なります。
・広告のクリエイティブを変更し、クリック率を上げる
・入札単価を上げて広告を上位掲載させる
・LPを変更して離脱率を減少させる
・問い合わせフォームを変更して離脱率を減少させる
ただ「CVRを上げたいからABテストをしてみよう!」と上記の施策を全部を行ったものと既存の広告でABテストを行った場合、実際にCVRが上がったとしてもどの施策がCVRアップにつながったのか分かりませんよね。
これではABテストの意味がありません。
色々試したくなりますが、テストで変更する箇所は1か所と決めて他は同じ条件で実施しましょう。
期間を決めておく
PDCAを回すためにもいつからいつまで実施するのかABテストの期限を設けましょう。
期限が曖昧で「これ、いつまで続けるの…?」「こんなもんでいっか!」となってしまうとPDCAは上手く回りません。
テスト期間が短すぎると信ぴょう性に欠けるデータになってしまいますし、長すぎるとトレンドや市場が変わってしまうという恐れがあります。
テスト期間はある程度の母数が得られて判断材料が集まるベストな期間をきちんとシュミレーションするようにしましょう。
まとめ
本日はGoogle広告の【下書きとテスト】機能とABテストをする際の注意点についてご紹介しました。
【下書きとテスト】機能は使い方を覚えればとても簡単で便利な機能です。
LPを比較したい場合や入札戦略を移行したい場合などにとても便利な機能ですので、ぜひ導入してみてくださいね!
ただ、ABテストを試してみても中々結果が出ない時もありますよね。
そんな時は、プロである代理店に相談してみるのもおすすめです!アカウント構成やキーワード選定など自分では気づかない部分に改善点があるかもしれません。
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