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結果を出すオウンドメディアにはデザインも重要!オウンドメディアにおけるデザインの注意点
近年ではコンテンツマーケティングの流行もあり、色々な企業がオウンドメディアの運営に乗り出していますね。皆様もインターネットで何か調べ物をしようと検索してみると、上から下まで様々なオウンドメディアがずらっと表示されるという経験はあるのではないでしょうか?
こういった場合には、最終的に閲覧するサイトはどのように決めていますか?
基本的に検索結果に表示されたページに関しては、上から順番にページのタイトルが自分の知りたいことを書いていそうなのか考えながら閲覧するサイトを決定する人がほとんどでしょう。そして「読みたいな!」と思うページタイトルを見つければそのサイトにアクセスするという行動が最もポピュラーなユーザー行動です。その為に多くの方がオウンドメディアはSEOと魅力的なタイトルが重要なのだと考えていますね。
今からオウンドメディアの立ち上げを考えている方も、どうすれば上位に表示されるのかや、魅力的なタイトルの作り方は気にするようですが、オウンドメディアのデザインは取り組む時間もないし、費用もばかにならないから後回しにしたい…というのが本音の様です。
実際に中小企業の場合であればワードプレスの無料テンプレートを利用し、とりあえず社内でデザインしてみようといった事も多く、最終的にデザインがイマイチで上位表示以前の状態になってしまうといった事が少なくありません。
オウンドメディアは「ユーザーにとって重要な情報を提供する」という事が最も重要な事ですが、いくら有益な情報だとしても、ユーザーがデザイン的に読みづらいと感じればコンテンツを最後まで読まずにページから離脱してしまいます。その為、意外と見逃されがちなのですが、オウンドメディアにとってデザインは成功する為に重要な一つのピースと言えるものという事を覚えておきましょう。
そこで今回は、オウンドメディアの運用を考えた時に事前に考えておきたいデザインの注意点をご紹介していきたいと思います。
目次
無料テンプレートをそのまま使用するのはオススメできない
最近では、オウンドメディアを立ち上げる場合には、ワードプレスなどの無料のCMSを利用して立ち上げる事が多いです。ワードプレスには非常に多くの無料のテンプレート(※WordPressでは「テーマ」と呼ばれます)があり、近年ではオウンドメディア専用に構造も考えられたテンプレートも多くありとても便利です。その為、中小企業などの間では、無料テンプレートのままでもそれなりにきれいだし、何よりコストがかからないからそのまま使おうと考えることが多いようです。
しかし、いくら綺麗なテンプレートだったとしても無料のテンプレートをそのまま使用するのはお勧めできません。ワードプレスと何らかのテンプレート利用してオウンドメディアを立ち上げること自体は全く問題ありませんが、テンプレート自体はカスタマイズすることを前提で進める事を考えましょう。
これにはもちろん無視できない理由がある訳で、ワードプレスの無料テンプレートをそのまま採用するには以下の様なデメリットがあるのです。
- 同様のテンプレートを利用しているサイトも多くあると予想できるので、デザインが非常に似通った物になってしまう
- 個人サイトの様なデザインになりがちでオウンドメディアとしての信頼性が低くなる恐れがある
- 関連記事など必要な機能がない場合が多い
- 必要な機能を追加する為のプラグインを入れるとレイアウトが大幅に崩れる場合がある
最近では、様々な企業or個人デザイナーがワードプレスのテンプレートを無料で公開しているのが見られます。中にはロゴと会社名だけ変えればそれなりに綺麗なデザインでオウンドメディアの運営が開始できるようなものもあります。しかし、オウンドメディアには企業のブランディング等の役割がある為、どこかで見たことがあるようなデザインでは自社の良さなどはなかなか伝えることが難しいでしょう。
こういった理由もあり、ワードプレス+テンプレートで進める場合でも、最初は業者さんに依頼し自社のイメージに合うようなデザインにカスタマイズすることを想定して準備しましょう。
トップページだけが綺麗!これもNGです!
ホームページのデザインは、まずトップページのデザインを時間をかけて作り、その後、そのトップページのデザインに合わせて下層ページ(コンテンツページ)のデザインを進めるという流れが一般的です。これはオウンドメディアの場合でも同様の事が言えるのですが、オウンドメディアを立ち上げるにはトップページにばかり注力する事例というのが非常に多く見られます。皆さんも、トップページは非常に綺麗なデザインで、目を見張るよな見た目なのに、コンテンツページはスカスカで非常に見づらいというwebサイトに出会った事が意外と多いのではないでしょうか?
オウンドメディアはもちろんトップページも大切ですが、実は検索結果からコンテンツページ(記事)へ直接流入するユーザーの方が多くなる傾向が強いのです。その為、トップページを経由して他のページへ行くユーザーよりも、まずコンテンツページにランディングして、その後、その他の関連記事や他のコンテンツページに推移するユーザの方が圧倒的に多いものです。実際に現在オウンドメディアを運営している方は自社のオウンドメディアのアクセス解析などを確認してみてください。多くのサイトはコンテンツページからのランディングの方が多くなっているはずです。
このことからも言えますが、オウンドメディアにおいては、コンテンツページのデザインやレイアウト、その他の記事への誘導する為の仕掛けの方が、トップページよりも全体のアクセス数に影響すると言えます。
もちろん、基本的に全ページ共通となる事が多いヘッダーやフッターなどのパーツ、重要項目を目立たせるためのバナーなどもとても大切です。オウンドメディアでは、ユーザーがどういった行動で流入してきて、サイト内でどう推移するのかという事も頭に入れてデザインの優先順位を決める必要があるのです。
また、実際にコンテンツページを作るときには、記事毎に配置するメインビジュアルにも注意しましょう。コンテンツページではまず目に入るのがメインビジュアルですし、ページ内で最も目を引く部分でもあります。その為、webサイトの構築段階で、ある程度クォリティの高くメインビジュアルに使用できる画像をいくつか作っておくなどとすれば後々の運営でも役に立つことでしょう。もちろん、バナー画像なども月ごとに変更するように予め作っておくなどすれば尚良いと思います。
競合他社のオウンドメディアを見ておくことも重要!
オウンドメディアを今から立ち上げるのであれば、まず競合他社がオウンドメディアをやっているのか、やっているのであればどのようなオウンドメディアを運営しているのかをチェックすることはとても重要です。今の時代、どのような業種であれ、何らかのオウンドメディアは必ずあると言っていいほどオウンドメディアは流行しています。その為、競合する企業のオウンドメディアをしっかりと分析して、そのオウンドメディアがどのようなコンセプトで誰をターゲットにしているのかは知っておいた方が良いでしょう。
もちろん競合他社のオウンドメディアをパクる等はもってのほかですが、競合他社のオウンドメディアとの差別化は非常に重要になりますし、最低限どの程度のクォリティがコンテンツ作成に必要になるかなどの参考になると思います。
webサイトのデザインは定期的に変わる事を想定しておこう
オウンドメディアは基本的に即時的な効果を狙うようなものではなく、長期的な運用を前提にしているものです。その為、長期にオウンドメディアの運営を行っていると、どうしてもデザイン面での問題が起こってきます。こう言われても、なかなかイメージできないかもしれませんが、わかりやすいように例を挙げてみましょう。
「皆さんは十年前は何を使ってwebサイトを見ていましたか?」
この質問だけで勘のいい人であれば気づいたことでしょう。そうです。時代と共にwebサイトを閲覧するキャリアが変わり、上の質問で言えば「10年前はPCでwebサイトを見ていたけど、今ではスマートフォンでのユーザーを無視できない」という事です。これは少し極端な例ですが、他にもwebサイトの大幅なデザイン変更が必要になるケースというのは意外と多くあります。
- webサイトのトレンドが変わるため数年おきにリニューアルする必要がある
- 新しいデバイスが登場すればそれに合わせる必要がある
- 企業サービスの方向性が変わったためデザインが合わなくなる
- Googleのトレンドについていく必要がある
簡単にあげるだけでもこれだけのデザイン変更の必要性があるのです。
ワードプレスで構築されたオウンドメディアであれば、テーマを変更するだけで全体デザインを一新することは可能ですが、コンテンツページに崩れている部分はないか等は確認していく必要があるでしょう。その為、将来的な大幅リニューアルを想定したコンテンツページのデザインをしておく必要があるでしょう。
一般的に、オウンドメディアの大幅なデザイン見直しは2~3年毎に1度行う程度のペースが良いと言われています。もちろん、その他の細かな修正に関しては都度行っていくことを心がけましょう。
オウンドメディアのデザインガイドラインは決めておきましょう
オウンドメディアを運営している場合には、立ち上げ当初には非常にこだわって作ったため、デザインも綺麗でとても見やすくて良いwebサイトだったのに、運営が進むにつれて徐々にテイストが変わり、デザインが崩れていく一方となる事例がとても多くあります。ワードプレスで作ったサイトであれば、基本的な大枠のテンプレートがある為、そこまで崩れないと思うかもしれませんが、後から固定ページの追加や新規カテゴリーの追加を行っていく場合には意外と多くある問題です。
オウンドメディアは、最初は業者さんに依頼して綺麗に作ってもらったとしても、運営していくのは自社で行うという事や、途中で依頼する業者が変わるといった場合も少なくなく、こういった場合にはいつの間にかデザインの方向性がずれてしまっているという事が非常に多くあります。オウンドメディアを運営する場合には、そのオウンドメディアのデザインガイドラインを予め決めておき、それに沿って運営を進める事がとても重要になります。以下にガイドラインの例をあげますので参考にしてみてください。
- 強調、アンダーライン等サイト内で使用するカラーを決める
- コンテンツ記事のデザインルール(枠組み)をある程度決める
- 使用するフォントを統一する(画像内で使用する物も合わせる)
このように予め「カラー・デザインルール・フォント」等を明確にルール化しておき、それに沿ったオウンドメディアの運営を行う事は長期的運用が前提のオウンドメディアでは必須だといえるでしょう。
まとめ
今回はオウンドメディアの運営上では見逃されがちなオウンドメディアのデザインについてご紹介しました。オウンドメディアは、近年の流行でもある為、いろいろなサイトでも紹介されています。その中では、オウンドメディアは『ユーザーにとって有益な情報』をどれだけ提供できるかが重要と繰り返し言われている為、その辺りは皆さんもよくわかっているのではないでしょうか。確かにオウンドメディアでは、自分の作ったコンテンツをどれだけ多くの人に見てもらえたのかという事が非常に重要だといえます。しかし、それ以前にそのコンテンツがきちんと見やすいページになっているのかという事が抜け落ちている事が非常に多いのです。
オウンドメディアの運用を始めて、どれだけ素晴らしい内容のコンテンツを作ったとしても検索に引っかからないと意味がないと同じように、どれだけ素晴らしい内容でも読む気にならないデザインになってしまえば、あなたの情報はユーザーに届くことがありません。
オウンドメディアでは「デザインはそこまで考えなくてもいい」というお話は結構聞くことがありますが、それでも最低限ユーザーに見づらいと思われない程度の綺麗さは必要です。更に、同じ内容のコンテンツだとしても、綺麗に整理されたデザインの物とデザインが無視して作られたコンテンツだとどちらの信頼性があるのか明確ですね。
オウンドメディアでは必要になる作業が多岐にわたる為、こういったデザイン部分が後回しにされる傾向が多いものです。そこで今回ご紹介したような最低限のチェックポイントぐらいは抑えてオウンドメディアの運営をするようにしましょう。また、信頼できる外部の製作会社にデザインを任せてしまう事もオウンドメディアを成功に導くコツともいえますよ。
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