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SEO対策
投稿日 : 2025/04/30

そのSEO記事、目的は明確?アクセス数だけじゃない成果を出すための戦略ガイド


SEO対策
そのSEO記事、目的は明確?アクセス数だけじゃない成果を出すための戦略ガイド

いつもお世話になっております。S&Eパートナーズ株式会社の田代です。

Webサイトの成果を高めるために、SEO記事の作成に力を入れている方も多いのではないでしょうか。

「毎月、目標本数の記事を更新してる!」
「キーワード順位も少しずつ上がってきた!」

そんな手応えを感じている一方で、

「アクセス数は増えたけど、問い合わせには全然繋がらない…」
「頑張って書いたこの記事、本当に意味があるのかな?」
「SEO会社からは記事提案しかないけど大丈夫かな?」
「”SEO記事 目的”とか”SEO 記事 効果”って検索しちゃった…」

なんて、ふと不安になったり、効果に疑問を感じたりすることはないでしょうか。

もし、少しでも心当たりがあるなら、その原因は「何のためにその記事を書いているのか?」という『目的』が、曖昧なままになっていることにあるのかもしれません。

「SEO記事」と一言で言っても、実は色々な役割、つまり「目的」があります。そして、その目的をしっかり意識するかどうかで、記事作成の成果は大きく変わってきます。

この記事では、SEO記事が持つ様々な「目的」を整理し、それぞれの目的を達成するための考え方、そして成果に繋げるための戦略的なポイントを分かりやすく解説していきます!

「目的」がないとどうなる?SEO記事作成の落とし穴

「とりあえず、SEOに良いって聞いたから記事を書いてる」
「上司に言われたから、毎月〇本公開してる」

もし、こんな風に「目的」が曖昧なまま記事を作成していると、残念ながらいくつかの落とし穴にはまってしまう可能性があります。

  • 書くべき内容がブレる
    ⇒誰に何を伝えたいのかが不明確になり、結局誰にも響かない記事になってしまう。
  • 効果測定ができない
    ⇒何をもって「成功」とするかの基準がないので、記事が良かったのか悪かったのか判断できず、改善もできません。
  • 時間と労力が無駄になる
    ⇒本来の目標達成に繋がらない作業に、貴重なリソースを費やしてしまうことになりかねません。

記事の「目的」が違えば、ターゲットとする読者も、選ぶべきキーワードも、書くべき内容も、そして見るべき成果指標(アクセス数なのか?問い合わせ数なのか?)も、全く変わってきます。

目的別・SEO記事の5つの役割

では、具体的にSEO記事にはどんな目的があるのでしょうか。ここでは主な5つの役割に分けて、それぞれの特徴をご紹介します。
自社のサイトの記事がどれに当てはまるか、考えながら読んでみてくださいね。

① たくさんの人に知ってもらう!「アクセス集客」記事

【目的】
サイトへの入口を増やし、まずは会社やサービスの存在を知ってもらうこと。サイト全体の認知度アップにも繋がります。

【役割のイメージ】
お店の「看板」や、賑わいを演出する「呼び込み役」のような存在です。

【キーワード例】
「〇〇 やり方」「〇〇 おすすめ」「(業界の)基礎知識」など、多くの人が検索する情報検索系キーワード(何かを知りたい時に使う言葉)が中心になります。

【ポイント】
たくさんの人の目に触れる可能性があるので、アクセス数は増えやすい傾向にあります。ただし、これだけだと直接的なCV(コンバージョン:問い合わせや購入など、Webサイト上で達成したい最終成果)には繋がりにくいことが多いです。

【見るべき指標の例】
PV(ページビュー)数、セッション数、新規ユーザー数など、どれだけ多くの人に見られたかを示す指標。

② 問い合わせに繋げる!「CV獲得」記事

【目的】
記事を読んだ人に、「まさにこれが欲しかった!」「相談したい!」と思ってもらい、問い合わせや資料請求、購入などの具体的な行動を起こしてもらうこと。
いわゆるキラーコンテンツと呼ばれるものです。

【役割のイメージ】
製品の魅力を伝え、購入を決断させる「敏腕営業マン」や「詳細な商品カタログ」です。

【キーワード例】
「(サービス名) 料金」「(地域名) 〇〇 相談」「(商品名) 購入」「〇〇 事例」など。
サービス・商品の購入を検討している、具体的な解決手段を探している人が使うキーワードを狙います。

【ポイント】
ニッチなテーマになることも多く、アクセス数は①の記事ほど多くないかもしれません。
しかし、たった一人の「本当に必要としている」ターゲットに深く刺されば、大きな成果(CV)に繋がる可能性を秘めています。
※記事ではなくサービスページで対策するケースが多くなります。

【見るべき指標の例】
CV数(成果の件数)、CVR(コンバージョン率:アクセスした人のうち何%が成果に至ったか)、ページ滞在時間、CTAへの遷移数。

③ 主力選手を応援!「順位アップ補助」記事

【目的】
Webサイトの中で一番見てほしい、一番重要なページ(例えば、主力サービスの紹介ページなど)の検索順位を、間接的に押し上げるためのサポート役です。
関連するテーマの記事を増やすことで、主力ページの専門性を高め、検索エンジンからの評価を上げます。(トピッククラスター戦略と呼ばれる考え方の一部です。)

【役割のイメージ】
主力選手(メインページ)を支える「応援団」や「頼れるサポートメンバー」です。

【キーワード例】
主力ページが狙っているキーワードに関連する、より細かい質問や疑問に答えるキーワード(ロングテールキーワード)など。

【ポイント】
この記事自体のアクセス数やCVが直接の目的ではありません。あくまで主力ページのSEO評価を高めることがゴールです。

【見るべき指標の例】
狙っている主力ページのキーワード順位の変動。

④ Googleにもユーザーにも信頼される!「専門性・信頼性向上」記事

【目的】
「このサイトの情報は信頼できる!」「この会社は専門家だ!」と、検索エンジンとユーザーの両方からサイト全体の信頼性を高めることです。
これはGoogleがサイト品質を評価するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)という基準にも繋がります。

【役割のイメージ】
その分野のプロであることを示す「専門家の証明書」や「信頼の証」のようなものです。

【書き方の例】
業界の著名な専門家に記事を監修してもらう、独自の調査データや分析結果を公開する、記事を書いた人の詳しいプロフィールを載せる、などがあります。

【ポイント】
特定の記事の順位だけでなく、サイト全体の評価にじわじわと効いてきます。効果が見えにくいかもしれませんが、長期的に見て非常に重要です。

【見るべき指標の例】
(間接的ですが)サイト全体のオーガニック検索からの流入数増加、会社名やサイト名での指名検索数の増加、質の高いサイトからの被リンク獲得など。

⑤ 最新情報を発信!「情報鮮度キープ」記事

【目的】
提供している情報が古くならないように、常に最新の状態に保つことです。
Googleは情報の新しさ(フレッシュネス)も評価しますし、ユーザーも古い情報より新しい情報を求めています。

【役割のイメージ】
最新情報を伝える「ニュース速報」であり、サイトを常に良い状態に保つ「メンテナンス係」でもあります。

【書き方の例】
法律が変わったら内容を更新する、新しいトレンドについて記事を書く、過去の記事の情報を最新版にアップデートする、などです。

【ポイント】
定期的な見直しと更新が欠かせません。ユーザー満足度にも検索エンジンの評価にも影響します。

【見るべき指標の例】
記事の更新頻度、最新情報に関する記事へのアクセス数。

 

ご自身のサイトで更新している記事が、主にどの目的を目指しているか、少しイメージできたでしょうか。
もしかしたら、「アクセス集客記事ばかり書いていたかも…」とか「目的が混在していて、どっちつかずになっていたかも…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

「自社の記事の目的がよく分からない…」「どの目的の記事を優先すべきか知りたい」という方は、一度現状を客観的に診断してみるのがおすすめです。
S&Eパートナーズでは無料診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。

成果を出すための第一歩!「目的」から始める記事戦略

では、実際に成果に繋げるためには、どういう手順で記事戦略を考えれば良いのでしょう。
ポイントは、やはり「目的」からスタートすることです。

Step 1: ゴールから逆算して「記事の目的」を決める

まずは、「最終的にどうなりたいか?」という会社の目標(売上を〇%上げたい、新しい分野での認知度を高めたい、など)を確認しましょう。

その大きなゴールを達成するために、SEO記事にはどんな役割を担ってもらうべきか?(アクセスを増やすべき?問い合わせを増やすべき?)を考え、記事の目的を明確にします。

Step 2: 「誰に」届けたいか具体的にイメージする(ターゲット設定)

決めた目的に合わせて、「この記事は、特にどんな悩みやニーズを持っている人に読んでほしいか?」を具体的にイメージします(ペルソナ設定とも言います)。
年齢、役職、抱えている課題などを考えると、書くべき内容が見えてきます。

Step 3: 目的に合った「記事の種類」と「キーワード」を選ぶ

ターゲットが決まったら、先ほど紹介した5つの目的の中から、今回はどの役割の記事を作るか決めます。
そして、そのターゲットが検索しそうで、かつ目的に合ったキーワードを選定していきます。

Step 4: ゴール指標(KPI)を決めて効果測定

目的を達成できたかどうかを判断するために、「何をもって成功とするか」の具体的な指標(KPI:重要業績評価指標)を決めます。

「アクセス集客」が目的ならPV数、「CV獲得」が目的ならCVR、といった具合です。そして、記事公開後はその指標を追いかけ、効果を測定しましょう。

この「目的設定 → ターゲット設定 → 記事タイプ・キーワード選定 → KPI設定・効果測定」という流れをしっかり作ることが、成果に繋がる記事作成の第一歩です。

言うは易し、行うは難し…ですよね(笑)「どこから手をつければ…」
そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。
田代 千夏
田代 千夏

私たちS&Eパートナーズでは、まさにここが一番重要だと考えて、お客様のサポートをしています。
まずはお客様のビジネスゴールや現状の課題を丁寧にヒアリングすることから始めます。
そして、経験豊富なSEOコンサルタントが、データ分析に基づきながら、キーワード設計の段階から直接関わらせていただきます。

「どの目的の記事を、どのくらいのバランスで、どんなキーワードで作成し、どの指標で効果を見ていくか」といった、貴社にとって最適なコンテンツ戦略全体を、二人三脚で設計していくことを大切にしています。

「自社に合った戦略やKPI設定が、やっぱり難しい…」と感じたら、ぜひ一度無料診断で、私たちコンサルタントに現状の悩みや課題をお聞かせください。

まとめ:目的意識がSEO記事を「意味あるもの」に変える

今回は、SEO記事の様々な「目的」についてお話ししてきました。

アクセスを集める記事も、CVを獲得する記事も、サイトの信頼性を高める記事も、それぞれに大切な役割があり、サイト全体の成長にとってはどれも意味のあるものです。

一番大切なのは、「この記事は何のために書いているんだろう?」と、常にその「目的」を意識すること。

目的が明確になれば、

  • どんな内容を、どんなキーワードで書けばいいかが見えてくる
  • 何をもって成果とするかが分かり、効果測定ができる
  • 結果に基づいて、的確な改善ができる

そうやって、一つ一つの記事にしっかり目的意識を持つことが、SEO記事を「ただ書いただけのもの」から「意味のある、成果に繋がるもの」へと変えていくはずです。

もし、記事作成の目的設定や、戦略の立て方、効果測定の方法などでお悩みでしたら、どうぞ私たちS&Eパートナーズにご相談ください。
キーワード設計の段階からSEOコンサルタントが伴走し、貴社のビジネスゴール達成を全力でサポートします。

まずは、自社のWebサイトの現状と課題を知ることから始めてみませんか?
SEO無料診断で、専門家が貴社のサイトを丁寧にチェックし、改善のヒントをご提案します。どうぞお気軽にお申し込みください!

この記事の筆者

S&Eパートナーズ株式会社でSEO対策サポートを行っております。 最先端のSEO技術をわかりやすくお伝えします。営業は10年以上経験してきましたので、お客様目線でのサポートを心掛けています。

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