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投稿日 : 2021/08/31 更新日 : 2024/07/25

YMYLとは?対象ジャンルやSEO対策のポイントについて解説


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YMYLとは?対象ジャンルやSEO対策のポイントについて解説

YMYLとは?

YMYLとは “Your Money or Your Life” の頭文字を取った略称で、人々のお金や健康、生活に影響を与えるWebサイト上のページ・情報を指します。これは、Googleの検索品質評価ガイドラインに定められた項目の一つです。

※Google 検索品質評価ガイドライン

お金や健康に関する情報は、人の生活に大きな影響を与える可能性があるため、GoogleはYMYLに該当するコンテンツの評価を厳格にしています。

例えば、ネット上で「ダイエット」についての情報を検索したとき、おすすめの運動方法、食事内容、生活習慣、ダイエットグッズやサプリメントの通販、ジムやエステサロンなどの多くの情報が検索結果に出てきます。上位表示されているページにはありませんが、下位ページの情報を見ていくとちょっと怪しいな、と感じる情報もあるように思います。誤ったダイエット方法をそのまま信用して行った場合、検索ユーザーに健康被害を及ぼす可能性もあります。

このようにユーザーにとってマイナスの影響を避けるため、GoogleはYMYLに関する情報について信頼性がないと判断した場合、該当のページだけではなく、サイト全体の評価を大きく下げる動きをします。信憑性のない情報はユーザーのためにはならないので、上位に表示させないということです。

Googleの評価が下がる=検索順位が下がるということになりますので、集客において大きな影響を及ぼします。そのため、サイトを運営者はどのような情報がYMYLに該当するのか、また該当する場合はどのような点に注意して対策を行えば良いか把握しておく必要があります。

YMYLに該当するページの種類・ジャンル

YMYLというとお金と健康(医療・美容)に関する情報と思うかもしれませんが、実はそれ以外にも様々なジャンルがYMYLの情報に該当します。
まずは、どのような情報がYMYLに該当するのか確認していきましょう。

  • ニュース・時事問題
  • 国際問題や災害時の国の対応などの政治関連、ビジネス、科学、テクノロジーなどの情報が該当します。
    最近でいうと、コロナ禍における緊急事態宣言、蔓延防止措置などの政府の対応や、ワクチン開発、生産状況、経済動向などが例に挙げられます。
    スポーツやエンタメ、日常生活のトピックなどの情報は含まれません。

  • 公共サービス
  • 政府機関、選挙に関する情報や、公共機関、社会福祉関連の情報が該当します。
    厚生労働省などの省庁、県や市役所が運営するサイトが該当します。

  • 法律関連
  • 裁判、離婚、子供の親権、養子縁組、遺言書の作成など法律に関する情報が該当します。
    弁護士法人や法律相談事務所はこちらに当てはまります。

  • 金融
  • 保険や投資、税金関連や年金、クレジットカード、ローンなどのお金に関する情報が該当します。
    金融というと銀行というイメージがありますが、ノンバンクの金融機関、クレジットカード会社や保険会社もこちらのジャンルに含まれています。

  • ショッピング
  • Webサイト上で商品やサービスを購入したり、決済を行う通販サイトなどが該当します。
    サイト上にカート機能があればショッピングのジャンルに含まれますので注意しましょう。

  • 健康・安全・医療
  • 病気、医療、薬、栄養、メンタルヘルスなどの人の健康に関わる情報、災害など緊急時の情報です。
    病院やクリニック、薬局が運営するサイトではなくても、健康に関連する情報であれば該当します。

  • 人のグループ、集団
  • 人種、民族、宗教、国籍、年齢、性別など集団に関する情報が該当します。
    例としては、ジェンダー(性同一性)に関する意見や主張などがあります。

  • その他

ダイエット、フィットネス、大学、就職、住宅など、人生の局面に関連する情報も該当します。

YMYLというと特別な分野のように感じられるかもしれませんが、実はかなり多くの情報がYMYLに該当しています。情報を更新する際には「この情報はYMYLに該当する可能性があるだろうか?」と意識してみてください。

YMYL分野のSEO対策実施のポイント

YMYL分野意外のページにおいても共通にはなりますが、SEO対策については以下の3つがポイントになってきます。

  • E-E-A-Tを高める
  • ユーザーが求めるコンテンツを提供、更新する
  • UX(ユーザーエクスペリエンス)を高める

ここからは、YMYL分野のSEO対策を実施するときに、特に注意したいポイントをご説明していきます。

「E-E-A-T」を高める

E-E-A-TとはExperience(経験・体験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った言葉です。このE-E-A-TはどのサイトでもSEOには重要な項目になりますが、YMYLの分野においては一層重要視されるポイントになります。

  • 施工事例・導入事例を開示する
  • お客様のレビュー・使用体験を開示する
  • 実績を開示する
  • サイト運営者情報を明記する
  • 誰が書いた情報かを明記する
  • 情報の裏付けを明示する
  • サイトのジャンルを1つに絞る

個人として権威性や専門性のある方(医師、教授など)であれば、個人名や取得資格、経歴などを紹介すると良いでしょう。業界内で権威性のある方から記事を監修してもらうという方法も効果的です。
個人よりも企業としての信用性の方が高い場合は、企業名でプロフィールを作成しコンテンツに掲載することをおすすめします。

【あわせて読みたい!】
E-E-A-Tとは?E-E-A-Tを高める方法を解説!

YMYLのコンテンツとYMYLではないコンテンツは分ける

これまでお伝えしたように、YMYL分野は特にGoogleの評価を厳しく受けます。慎重に扱うべきYMYLの情報と、人々の生活に影響の少ないYMYLではない情報を同じページに掲載していると、Googleがどのような情報を扱っているページなのか判断することが難しくなります。その結果、ページの評価がぶれてしまい順位が安定しなくなってしまうのです。

YMYL分野の情報とそれ以外の情報は同じページには記載しないこと、可能であればサイト自体もYMYL分野とそれ以外の分野で分けて運営することをおすすめします。

定期的にコンテンツを更新する

過去に公開した情報は時間の経過とともに古い情報になっていきます。YMYL分野では新しく発表された論文やテクノロジー、社会情勢などに応じて情報を更新していくことが必要です。
よく更新頻度について質問をされることがありますが、そのページに更新すべき情報がなければ無理に行う必要はありません。(日付を更新するだけ、文言を少し変えるだけの更新にはSEO効果はありません。)
必要なのはコンテンツが「現時点でユーザーが見ても問題がない状態か」「誤解を与えないか」を確認することなので、必要があれば修正、更新を行うようにしましょう。

まとめ

YMYL分野のSEO対策は難しいと思われがちですが、基本的には他の分野のSEO対策と変わりはありません。サイトの基本構造、コンテンツの質と量についてしっかり対応できていれば、あとは定期的に更新を続けていくだけです。
今後もSEOで重要視されるのはコンテンツの質であることは変わりありません。ユーザーのお悩みを解決できるように、信頼できる高品質な情報をわかりやすく提示するという視点でサイトを見直し、改善していきましょう。

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この記事の筆者

S&Eパートナーズ株式会社でSEO対策サポートを行っております。 最先端のSEO技術をわかりやすくお伝えします。営業は10年以上経験してきましたので、お客様目線でのサポートを心掛けています。

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