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SEO対策
投稿日 : 2020/05/22 更新日 : 2023/12/06

集患増患を成功させるために必要な手法を分かりやすく解説“ポイントは本質”


SEO対策
集患増患を成功させるために必要な手法を分かりやすく解説“ポイントは本質”

こんにちは。Webマーケティングコンサルタントの吉田です。

本日は、以前ブログでご紹介させていただいた「【医療サイトSEO成功事例】アルゴリズムアップデートで順位回復した病院サイトの対策方法この記事を見た」と沢山の病院やクリニック、歯科の院長先生や事務長様からお問い合わせやご相談をいただきました。その際に感じたのが、想定以上に医療アップデートから抜け出せていないサイトが多いということです。

もちろん、悪質なサイト運営や、低レベルの医療を提供ているわけではなく、皆様真っ当に医院経営・サイト運営をされていました。ただ、検索エンジンとユーザー行動の知識が少なかったというだけです。

そのようなこともあり、いくつかのサイトで医療業界向けのSEO対策であるメディカルSEO対策を開始させていただき、それぞれ順調に回復の兆しが見えてきました。しかし、SEO対策が成功しサイトが上位表示をしたとしても、【医療】という専門性の高さから、集患・増患に直結するわけではありません。あくまでSEO対策はWeb上でユーザーに貴院を選んでいただくための一つの要素に過ぎないのです。

集患・増患を実現させるためにはマーケティング戦略が必要です。多くの病院やクリニックをサポートさせていただいた経験から、マーケティングの本質から医院やクリニックの集患・増患対策に必要な手法を分かりやすく解説します。

マーケティングとは?

まずは、よく勘違いをされていることが多いマーケティングとは本来どういった意味合いを持つのか。諸説ありますが、ウィキペディアを引用すると

マーケティングとは企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
となります。

つまりマーケティングは経営そのものと言えるではないでしょうか。しかし、概念であって定義は難しいものです。
そのため、マーケティングの本質を理解していなければ次の勘違いが起こりやすいのです。

集患・増患マーケティングにおけるよくある勘違い

マーケティングは昔からやっている、やり始めたとおっしゃる先生方のよくある勘違いは

  1. 診療圏調査をしている
  2. 最新鋭の医療設備を導入し他院との差別化を図っている
  3. 医師やスタッフの人柄の良さや接客のサービスクオリティーが高い
  4. リスティング広告を出している
  5. 駅や電柱に広告をだしている

このような感じです。
確かにすべてマーケティングの手法としては有効なものですが、これだけでは患者様を集めるのは難しいでしょう。

集患・増患マーケティングの本質

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それでは集患・増患におけるマーケティングの本質とはいったい何なのでしょうか。
それは、“患者様が集まり続ける仕組みづくり”です。
よって、その仕組みを作るために必要なことすべてがマーケティングの手法となります。

もちろん、医院やクリニックを経営されている先生方は、医療のスペシャリストであって、マーケティングのスペシャリストではありませんし、なる必要もないと考えます。
すべてを理解する必要はありませんが、無駄な時間や費用を使ってしまう事を防ぐために、本質は忘れずにマーケティングに取り組んでいただきたいと思います。

集患・増患マーケティングに必要な手法

それではここから、集患・増患マーケティングに必要と考えられる手法をそれぞれご紹介します。

公式ホームページの運用

これは病院NAVIやEPARKなどのポータルサイトに登録をしているのではなく、専用のサイトを制作し運用するということです。ここ数年で増えてはきましたが、まだまだ専用ホームページを持っておられないクリニックや医院も多くあります。ポータルサイトはとても便利な反面どのページも同じデザインで、特徴や雰囲気を表現しにくく、他院との差別化が難しいというデメリットがあります。そのため、公式ホームページとの併用をお勧めしています。

ホームページを作ったらSEO対策

ご存じの方も多いですが、ホームページは作っただけでは患者様に診てもらえないことがほとんどです。理由はGoogleやYahoo!などの検索結果で上位に表示されなければ、情報は埋もれてしまうからです。ただでさえ情報過多の時代です。貴院の情報を患者様に伝えるために適切な検索キーワードでSEO対策を行い、検索結果の上位に表示をさせてアピールする必要があります。
SEOは意識しているけど順位が下がった方や、順位がなかなか上がらない方はこちらの記事も参考にご覧ください。【これって医療・健康アップデート?】そのチェック方法から順位復活対策に関する方針を解説

リスティング広告やSNS広告

リスティング広告はGoogleやYahoo!で特定のキーワードが検索された際にそのキーワードを検索したユーザーのニーズにマッチした内容の広告をだせる、いわば特攻隊長です。運用を続けることで、かける広告費に対する反響数などもある程度分かるようになるため、SEO対策と併用されることが多いです。
また、広告を表示させるエリアも設定ができるため診療圏を大きく外して、無駄に予算を消費することも防げます。ほかにも様々な設定方法があるため詳しくはリスティング広告の運用担当者に無料相談してみてください。

リスティング広告において他院との差をつけることができるかもしれない詳しい記事はこちら!

診療圏へのアピール力が高いMEO対策

MEO対策とはGoogleマップ最適化のことで、Googleはサービス名で検索するとユーザーの近隣にある店舗やビジネス情報や、ユーザーが検索している地域を考慮した検索結果が表示される仕組みのことです。
例えば、ユーザーが自分に合った病院を探すときに、「内科」や「小児科」といったように、「利用したいサービス」を検索をすると、近くの医院やクリニックが検索結果に表示されます。Google マイビジネスを見て来院するかどうか決める際には、場所・診療時間・定休日・写真・口コミなどの情報を見られます。
特に、来院いただいた患者様からの口コミは未来の患者の貴重な判断材料となるため積極的に取り組むことをお勧めしています。

美容外科や歯科などを利用される患者様は基本的に命の危険はほとんどない医療行為になるためか、医師の腕ももちろんですが、受付のスタッフさんのサービスレベルや、医師の対応力などに施術の結果以上にフォーカスが当たりがちで、とても辛辣な口コミをよく見かけます。これは吉田個人の思いですが、医院やクリニックには医療サービスを受けに行くので受付のお姉さんにそこまで言わなくても、、。などこっそり思ってしまいます、、。

しかし!そういった口コミは真摯に受け止めることも大切ですね。そのうえで上からよい口コミをどんどん投稿してもらうのが、もっと大切です!工夫次第で患者様にも気持ちよく口コミを促すことができますので、まだの方はぜひチャレンジしてみてください。

次の画像にSEO対策、リスティング広告、MEO対策が検索結果のどこに表示されるかをそれぞれ記載しています。

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駅の看板や、なかづり広告などの交通広告

ここからはアナログ広告といわれる領域です。
駅の近くに開業された場合は真っ先に検討される広告手法ではないでしょうか。そのほかにも、駅からクリニックにかけての道のりにある電信柱や信号近くへの広告もよく見かけます。Web広告とは違いデータがとりづらいため分析ができす成果が測りずらいのがデメリットですが、一定の効果は見込めるでしょう。

また、職業柄もあるのかもしれませんが、地下鉄などの景色がない車両では広告見ちゃいますね。すっごく見ちゃいますね、特に脱毛やフィットネス、美容外科系はみてから「はっ、見ちゃってる」ってなります。余談ですが、男性の方はあまりご存じないかもしれませんが、女性専用車両とそのほかの車両では掲載されている広告が全く違います。

DM・ポスティング新聞の折り込み広告

こちらもおそらく検討されたことのある先生は多いのではないでしょうか。
こちらも交通広告と同様に成果が図りづらい反面、地域密着の印象を与えやすく、安価で一度に大量に配布できるため、現在も広く活用されてます。しかし、どちらかというと、整骨院や美容関係の業界で多く使われています。

オンライン診療・遠隔診療システム

これまでは認知やアピールのための手法を紹介してきましたが、ここからは患者様が実際に貴院の受診や来院をする決め手となる、利便性を高めるための手法です。老若男女がターゲットとなるなかで、全く利用を検討しない方も中に入ると思われますが、現在において、オンライン診療や遠隔診療システムの導入は必須になってきています。
もちろん症状によっては遠隔での診断が困難なことも多々ありますが、経過観察のための診察や受信に訪れたほうが良いのかを判断するための機会として、自宅や仕事先にいながら先生とお話しできるのは、患者にとってメリットしかありません。そして、現在猛威を振るっている感染症対策としてもとても有効です。

オンライン予約システム

オンライン予約システムはポータルサイトのプランによっては装備されていたり、歯科や公式ホームページに掲載されているクリニックが増えましたが、もしまだでしたら是非ご検討いただきたいコンテンツです。もちろん、保険診療の街のお医者様にではなく、歯医者さんや、心療内科のサイトにはぜひ欲しいですね。現代人はとにかく忙しそうにしています。診療時間内は常にお仕事で電話で予約を取ることが難しい方も多いのです。しかし、便利な反面ダブルブッキングや無断キャンセルなどのトラブルも考えられます。また、管理運用の仕組みが実際の運用と異なっていれば宝の持ち腐れになってしまいます。
自院の運用に合わせたシステム選びが重要になってきます。

院内の設備・環境

ここからは、来院中に効果を発揮する手法です!
設備や室内の除菌、空気の清浄に気を使われている医院やクリニックがほとんどですが、まれにすっごい汚いところがあります。きれいにしましょう。

また、予約の制度があってもなくても、様々な要因で長時間過ごす可能性がある待合室ですので、雰囲気やモニターなどの設備は、患者様にリラックスしていただくためには大切な要因となります。
ただでさえ、どこかに痛みがあったり、悩みがある状態で来院される空間ですので、先生やスタッフさんも、定期的に待合室のソファーに腰を掛けるなどして、ぐるっと室内を見渡してみてください。ポスターのゆがみや、剥がれ「あんなとこにこんなシミあったっけ?」と気づくことがあるかもしれません。

医師・スタッフの接遇スキル

こちらは来院中・来院後に効果を発揮する手法です。
吉田個人が医療機関を受診する際はあまりそこにフォーカスはしないようにしているのですが、やはり丁寧に接していただけると嬉しく思います。また、口コミや実際に知人から入る情報も前述したとおり、先生やスタッフさんの接遇面の不満が多くあります。もしあまり意識されていない場合は、意識していただくとクレーム対応の時間も減って、再来院される患者様も増えて、、と一石二鳥の効果が期待できます。

番外編:オフの日の立ち振る舞い

ここまでくると「それってマーケティングに必要?」とのお声が聞こえてきそうですが、読んでください。一度最後まで読んでください。

こちらは発揮の機会はなかなか無いですが、来院後の患者様に好印象を与えるのにものすごい効果を発揮するスキルだと考えます!吉田は前職でウエディングプランナーをしており、その際にとても大切だと実感したポイントです。ほとんどの方が問題なくされていることだと思いますが、これができていない場合に、「あ、病院内ではすごく丁寧な方なのに外ではこんなことをされているのね、、。」と悪気無く、知らぬ間に評価を下げてしまいます。(どちらも本当に悪気はないんですがこういう事ありますよね。)

日々たくさんの患者様を迎えては送り出しを繰り返していると、カルテを見ないと思い出せないことや、すべての患者様を覚えられないことは当たり前だと思います。しかし、患者様にとってはたった一つしかない、かかりつけ医ということが多いのではないでしょうか。それを考えると、いつどこでどなたに見られているかわかりません。そのため、だれが見ても気分を害さない立ち振る舞いがとても大切だと考えます。どもまでも、ユーザー目線を忘れずに取り組みましょう。
この辺りは個人の価値観によって印象は大きく変わるところではありますが、最低限以下のようなことに気を付けると悪い印象は与えにくいでしょう。

  1. 歩きスマホをしない
  2. ポイ捨てをしない
  3. 歩きたばこはもってのほか
  4. 信号無視はしない
  5. プライベートで訪れる飲食店や施設で悪態をつかない
  6. 車や自転車などを乱暴に運転はしない

このあたりしょうか。そのほか皆さんご自身が気になることはしないことで無意識に患者様からの評価を下げることはしないようにしましょう。

まとめ

少々余談もありましたが、今回は、集患・増患マーケティングの本質と、その手法について解説いたしました。
デジタルからアナログまで、幅広くご紹介しましたが、どちらが欠けても効果を最大限発揮することが難しいのが現状です。もしまだ実施されていない手法があれば「やってみようかな」と思っていただましたら幸いです。
これらの手法は患者様の来院前、来院中、来院後のそれぞれの段階でどのような行動をとられるのかを理解し、取り組むことでより大きな成果を発揮します。
S&Eパートナーズでは医療に特化したSEO対策のサポートを行っております。オンラインでの無料相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

また、S&Eパートナーズでは、SEOを中心に様々なWebマーケティングの手法を掛け合わせてWebマーケティング効果の最大化を目指しております。「SEOを実施しているけど限界を感じている」という方は是非一度、弊社が課題の発見と最適なご提案をさせていただく「SEO対策無料診断」窓口にお問い合わせ下さい。

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医療特化のメディカルSEO対策

この記事の筆者

S&Eパートナーズ株式会社でMarketing strategy advisor(マーケティング ストラテジーアドバイザー)通称:MSAとして企業のwebマーケティングの戦略立案から施策の遂行まで一貫して支援しております。 WEB集客の課題を抱えておられるご担当者様。是非一度S&Eパートナーズにご相談ください。当事者意識を持ち課題解決までを最短距離で提案いたします。

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