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SEO総合ニュース
投稿日 : 2023/12/27 更新日 : 2024/01/29

2023年のSEO業界トレンドまとめ


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2023年のSEO業界トレンドまとめ

こんにちは。S&Eパートナーズの門田です。

本年も残りわずかとなりました。毎年、1年を振り返った時にはSEO業界も変化しているなとなるのですが、とくに今年は話題が多い激動の1年だったのではないしょうか。検索エンジンは年々進化し上位表示するための難易度も高まる中、しっかりと今の時代に合わせたSEO対策を行うことが重要です。

そこで今回は簡単ではありますが、2023年話題になった4つのトピックスを振り返ってみます。

生成AIの進化によるAIライティングの台頭

まずはなんといっても生成AIについて触れるべきでしょう。AI元年と呼ばれるほど様々な分野で一般層にまでAIが普及し利用されるようになりました。SEOの世界では主にChatGPTを始めとする生成AIを使用したライティングの話題が中心でした。今年、定期報告等でお客様から頂く質問も「AIライティングってどう?」「GPTでブログ書ける?」というような内容が圧倒的に多かったです。

AI技術については間違いなく便利ですし、今後もますます利用者が増えるでしょうし、マーケティング分野でも広がっていくでしょう。しかし、あくまでどんなに便利でもAIはツールです。ツールのみで記事を完結させるのは危険です。

  • 自分で書いた記事
  • ライターに依頼して作った記事
  • ワードを使って書いた記事
  • GPTを使って作った記事

どの記事が検索エンジンから評価されやすいか、答えは全て一緒です。方法やツールは関係なく出来上がった記事がユーザーにとって良いかどうか。本質的に考えていく必要があります。

Googleが新しい検索体験「SGE」のサービスを開始

まだ試験中ではありますが、検索画面にAI機能を搭載した「SGE」がリリースされました。検索経験の向上を目指すGoogleの長期的な目標の一環です。SGE(Search Graph Experience)は、特に複雑な質問や長い検索に対して、AIによって生成された情報の「スナップショット」を提供することで、検索体験を強化しています。

8月30日にリリースされてからダウンロードして使用していますがまだまだ試験中といったところで、Your Money or Your Life(YMYL)のトピック、つまり人々の幸福に影響を与える可能性のある健康、財政、安全に関する質問に対しては、不正確な情報を共有するリスクを避けるため、AIによるスナップショットは提供されないことがあります​し、まだまだ今後に期待すべき機能でしょう。

とはいえコンテンツの関連性と質をさらに重視する必要があります。

ドメイン貸しによる寄生サイトの淘汰

ドメイン貸しによる寄生サイトの問題は昨年ごろから話題になっていました。ドメイン貸しとはSEO目的で高いドメイン権威を持つサイトのサブドメインやサブディレクトリを他者に貸し出す行為です。本来のドメインとは関係ないコンテンツを入れるとドメインのパワーだけで順位が上がりやすいことからスパムやGoogleのユーザーニーズに沿う理念と反することから問題視されておりました。

この寄生サイトにGoogleが制裁を加える動きが今年のアップデートで起こり軒並み寄生サイトの順位が下落しました。

10月以降の怒涛のアップデート

2023年は例年にない間隔でアップデートが行わました。とくに10月以降は怒涛の間隔で行われ、一喜一憂した方も多いのではないでしょうか。

  • 2023年 9月14日ヘルプフルアップデート
  • 2023年10月5日コアアップデート
  • 2023年11月2日コアアップデート
  • 2023年11月8日レビューアップデート

このような変化があると、改良のためにSEO的な施策をしようと考えるかもしれません。しかし、Googleが求めることはどこまで行ってもユーザーファーストなサイトなのです。ですので、よりユーザーにとっていいサイトになるようにコンテンツの品質を向上させることを意識することが大切でしょう。

まとめ

2023年のトレンドを見ると、あらためてSEO対策はWeb以外のマーケティングやビジネスの本質的な理解と柔軟な思考が大事になってきていると感じます。普遍的なマーケティングやビジネス戦略を理解することで、どんな状況になっても柔軟な思考をもっていれば検索エンジンの進化に対応できるようになると思っています。

以前に代表の山本が執筆したブログ「10年前(過去)のSEOとこれから10年後(未来)のSEO対策」でも触れていますが、「生成AI」「E-E-A-T重視」「人と共有したくなるような役立つ・価値のある情報」「情報の鮮度」は、10年前、いや20年前と比べても、何一つ変わってはいません。ただ、それを見極める検索エンジンによる検索の精度が上がっているだけです。

私たちもこれから成長を続ける努力を怠らず、良質なサイト運営を心掛けていけばよいと変わらず考えております。
つまるところ、10年前も今もそして未来も「ユーザー」を見ていけば良いのです。

最後になりました2024年がより、幸多き一年となりますよう心から願っております。

この記事の筆者

SEO対策サポートをメインにECサイトのコンサルティング・構築支援を行っています。全日本SEO協会1級、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資)取得。ECサイトの運営経験で培ったマーケティングの課題解決力を生かし、成果に直結する提案に努めてまいります。

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